【様似町商工会】 ~ 沿 革 ~ (設立認可年月日:昭和36年7月8日)
様似町は古くから漁業を中心に発展し、後に定着した農業、鉱工業を産業背景に、建設・製造・ 卸小売・運輸・サービス等各種産業の発展の経過がありますが、昭和18年(1943年)当時の 様似村は、船入濶築港工事第1工事の完成と合せ、えりもと広尾を結ぶ黄金道路の完成によって十勝 方面との連絡交通も開け、また日高本線鉄道敷設工事の着手などによって人口が急速に増加する等、 目まぐるしい経済環境の変化が見られました。この頃、これに対応する商取引の改善向上の機運が昴 まり、様似商業組合が創立されました。組合長(高尾佐太悦氏)主な事業は、組合員のための商品の 一括仕入、保管、運搬の共同化、運転資金の貸付等であり、昭和24年(1949年)の解散まで、 様似商業の中心機関として活躍しました。
組合の解散後しばらくの間は、全町的な組織はなく、様似駅を中心とする大通地区商業区に東田与三松氏を会長とする親商会、本町市街地区を中心とする商業区に南 正三氏を会長とする商店会があって、それぞれ別個に運営されていました。しかし昭和27年(1952年)に至り様似町商工業に一層の進展が見られ、更に交通網の発達に伴う日高5ケ町村を一丸とする広域商業圏の確立を迫られる等諸般の事情から全町的組織を持つべきであるとし、町制の施行を機会に、様似町商工会が設立され、年2回の連合大売出し、会員相互の親睦を軸とする共済事業、撤水事業などの事業を行ってきました。(初代会長 南 正三氏、会員120名)
昭和35年(1960年)日本経済の高度成長期を迎え、国民経済の健全な発展の担い手としての中小企業の健全育成発展のため『商工会の組織等に関する法律』が施行されました。
翌36年2月17日、関沢 一氏が設立発起人総代となり、第1回設立発起人会議を開き、以後、数回の発起人会議を開き設立の準備を整え、同年5月に設立総会を招集し、初代会長に同氏が選ばれ、
会員193名を以て、法に則る現在の様似町商工会が創立されたのであります。
爾来、小規模事業者に対する経改指導事業を中心に、地域商工業の発展の為の各種事業を行って来ています。この間観音山桜祭りの主催、アポイの火まつりへの積極的協力等観光振興にも特に意を注ぎ現在では会員260名を擁する組織までに発展し、名実共に様似町経済の中心的存在として地域振興の一翼を担い活躍を続けています。
~ 様似町商工会 創立30周年記念誌より ~
様似町商工会では、事務所を昭和38年(1963年)4月1日から消防庁舎2階に移転して事業を推進していた。しかし、間借りであり、手狭なため、独自の商工会館建設が念願となっていたことから、昭和40年(1965年)5月25日の役員会において、会館建設計画案が決定され、会館建設特別委員会(平田 武雄委員長)が設立された。工事は昭和41年(1965年)7月20日の旧建物解体に始まり、同年12月1日に完成した。《所在地:様似町本町2丁目 建物:木造モルタル2階建 189㎡ 》
~ 新 様似町史 より~
昭和41年(1965年)より平成12年(2000年)までの35年間使用してきた「商工会館」は国道拡幅事業による支障物件として移転の対象となり、様似町へ移転先として「様似町総合福祉センター」への入居について使用許可をいただき、現在の様似町商工会として事務所を構えています。
《所在地:様似町大通2丁目122番地30 建物:様似町総合福祉センター内 163.6㎡ 》
《旧商工会》
《所在地:様似町本町2丁目 建物:木造モルタル2階建 189㎡ 》
《現在の商工会》
《所在地:様似町大通2丁目122番地30 建物:様似町総合福祉センター内 163.6㎡ 》